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- 公開日:2020.02.20
マイペースに向いている仕事とは? 長続きする仕事を選ぶ時のポイント
大学卒業後、行政機関で再就職支援のための相談業務に従事し、500人以上の対応実績。現在はWebライターとして活動しており、社会保障など法律系の記事執筆を得意としている。機会格差の解消をライフワークとしており、ボランティア活動なども行っている。
マイペースな性格によって、仕事がやりづらいと感じていませんか?一般的にマイペースとは、ゆったりとした感覚を持っていることと捉えられがちですが、せっかちな人や、強いこだわりを持っている人などもマイペースという言葉に当てはまります。
個人差はありますが、マイペースな性格で仕事にやりづらさを感じている人にも、当然向いている仕事があります。
この記事では、代表的なマイペースのタイプごとの向いている仕事や働く上での注意点などを解説していきます。
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この記事でわかること
マイペースの6つのタイプからみる向いてる仕事
マイペースのタイプごとに、得意なことや不得意なことが異なります。それぞれのタイプにどのような仕事が向いているか、具体例を挙げながら見ていきましょう。
1.人見知り・コミュニケーションが苦手なタイプ
【IT系のエンジニア】
人見知りタイプの人には、IT系のエンジニアが向いているかもしれません。
打ち合わせなどでコミュニケーションを取らなければならないこともありますが、IT系の知識や技術さえ持っていれば、作業自体はパソコンに向かう仕事であるため、自分一人で行うことができます。
社会全体でITの技術を身に着けることを推進する雰囲気となっているため、これから勉強しようと思っている人にとっては、今がチャンスかもしれません。
また、最近ではフリーランスのITエンジニアとして活躍している人もいるため、仕事をすべて自宅で行うことができる可能性もあります。
必要以上のコミュニケーションを取るのが苦手な人見知りタイプの人に向いている仕事ではないでしょうか。
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2.早い動きが苦手(のんびり)タイプ
【研究開発の仕事】
早い動きが苦手なタイプには、企業での研究開発職や大学での研究職が向いているかもしれません。
これらの仕事では、短期間で仕事をこなすというよりは、長期的に見て成果を出すことが求められます。
また、マイペースな人の個性的な価値観が企業での研究開発をするうえで、必要なアイデアにつながるかもしれません。
それなりの専門知識は必要になりますが、早い動きが苦手であっても、じっくりと物事を考えることが得意な人にとっては、活躍できる仕事ではないでしょうか。
3.臨機応変が苦手なタイプ
【データ入力、ライン作業など】
臨機応変が苦手なタイプの人には、パソコンでのデータ入力や工場でのライン作業などの仕事が向いているかもしれません。
決められた作業を正確に行うことが必要となる仕事であるため、臨機応変な対応よりも着実に仕事をすることが求められます。
まだまだニーズのある仕事であり、職場の環境としても、黙々と仕事をする場所が多いため、臨機応変が苦手な人に向いている仕事ではないでしょうか。
4.細かい作業が苦手(大雑把) タイプ
【接客業】
細かい作業が苦手なタイプには、飲食店や販売店での接客業が向いているかもしれません。
お客さんへの細かい気配りなどはもちろん必要ですが、緻密な事務作業が求められるような仕事ではないため、大雑把な人でも働きやすい場合が多いです。
一人で黙々と仕事をするというよりは、コミュニケーションを取りながらやる仕事であるため、細かい作業ができなくても、大らかにコミュニケーションを取ることができる人なら、接客業で活躍できるのではないでしょうか。
5.人と接するのが好きなタイプ
【介護職】
人と接するのが好きなタイプには、介護職が向いているかもしれません。
日常生活のお世話をする仕事であるため、事務仕事などを除けば、ほとんどの時間で人と接する必要のある仕事です。
最近では必要な研修なども充実してきており、仕事のニーズも高いため、比較的探しやすい仕事であるともいえます。
体力が必要な仕事ではありますが、介護職の仕事をしている人の中には、利用者とコミュニケーションを取ることで元気がもらえるという人もいますので、非常にやりがいのある仕事だと考えられます。
6.色んなものに興味があるタイプ
【Webライター】
色んなものに興味があるタイプには、Webライターが向いているかもしれません。
クライアントの必要とする記事の内容は様々なので、自分の興味を活かして、幅広いジャンルの記事を書くことができます。
また、基本的にパソコンに向かってする仕事であるため、他の人と一緒に作業をしたりする必要がなく、一人で集中して仕事がしたい人にもおすすめできる仕事となります。
フリーランスでWebライターをするのであれば、自分次第で業務量を調整することもできるため、色んなものへの興味を仕事以外の趣味にも発揮することができるのではないでしょうか。
マイペースな人が長続きする仕事を選ぶときのポイント
無理なく仕事を続けるためには業務内容や職場環境が重要です。同じ業種でも会社の方針によって変わってくるので、マイペースの人はここで紹介する3つのポイントを踏まえて仕事を探すことをおすすめします。
自分の苦手を把握し「マイペースでもできる」業務内容に重点を置く
マイペースのタイプごとに、得意なことと苦手なことが異なります。
自分の苦手なことを把握せずに仕事をしてしまうと、必要以上に負担がかかってしまいますし、仕事に対する自信がなくなってしまうかもしれません。
本当は得意なことを活かすことのできる仕事があるのに、苦手なことばかりやって自信をなくしてしまうのは、非常にもったいないことです。
働きやすい仕事を選ぶうえでは、自分の苦手としていることや自分に合った業務内容をきちんと把握することが重要となります。
自分がどのような仕事が適しているのかは、転職エージェントやキャリアカウンセラーに一度相談することをお勧めします。
ある程度自分で納期や時間管理のできる仕事を選ぶ
他の人と一緒に仕事をしていると、働く時間や仕事の納期をコントロールすることができないことが多いです。マイペースな人の中には、このことを負担に感じている人が多いかもしれません。
自分で仕事量をコントロールすることのできるフリーランスという働き方や、雇用されるにしても、ある程度裁量のある仕事ができる会社で働くことを目指してみるのも選択肢としては良いかもしれません。
服装や髪形など仕事以外の自由が高い職場を探す
マイペースな人の中には、服装や髪形などに強いこだわりを持っていたり、細かい規則に閉塞感を持ったりする方もいるでしょう。
そういう人は、服装や髪形などに制限のない職場という観点で仕事を探してみるのも良いかもしれません。
一昔前であれば、仕事が限られていたかもしれませんが、最近ではオフィスワークであっても、服装自由としている会社も増えてきました。
ワークライフバランスを重視する風潮になってきているため、今後も価値観の多様化が進んでいき、細かい制限のない会社が増えていくことが予想されます。
マイペースな人が仕事する上での注意点
マイペースであることは個人の特性であるため、当然尊重されるべきものです。
しかし、マイペースであることが理由で、他の人と仕事をするのに支障が出ることもあるかもしれません。
自分の大切にしている価値観が、必ずしも周りの人にとっても大切であるとは限らないため、周りの人に自分の特性を理解してもらえるように努めることが、仕事をする上では必要となります。
一方で、周りの人の様々な価値観にあなた自身が理解を示す必要があります。お互いが個性を尊重しあって仕事ができるよう、日ごろからコミュニケーションを密に取っておくことが重要でしょう。
マイペースでどの仕事も向いていないと感じてしまう人へ
マイペースであることは個性であり、強みでもあります。しかし、マイペースであることが理由となって、職場で上手くいかなかった経験などから、自分に引け目を感じている人もいるかもしれません。
まずは自分の強みを理解し、その強みを活かすことのできる仕事ができるとよいでしょう。
しかし、一人で考えて自分の強みを理解することが難しい場合もあります。そのような場合には、仕事の相談に乗ってくれるキャリアアドバイザーなどに相談することも一つの方法です。
キャリアアドバイザーの中には、会社に所属している人や個人で活動されている人もいます。最近ではSNSを通して探すことができる場合もあるため、仕事で困っていることがあれば、ぜひ利用してみましょう。
他の人と一緒に考えることで、今まで気づいていなかった自分の強みを発見することができるかもしれません。
まとめ
マイペースであることは、決して悪いことではなく、当然尊重されるべき個性です。しかし、その個性が強みとなる仕事がある一方で、どうしても向いていない仕事が存在してしまいます。
向いていない仕事に就いている場合、不得意なりに頑張ってみることも大切かもしれませんが、必ずしもその仕事にこだわる必要もありません。
最近は多様な価値観が認められるようになってきたため、個性が豊かなマイペースな人の活躍の幅が広がってきているように感じます。
マイペースであることを活かして仕事をするために、自分の強みを理解し、その個性が十分に発揮できるような仕事選びをしていきましょう。