• 更新日:
  • 公開日:2020.02.20

上司からのストレスが限界!転職するか迷っている人の4つの判断基準

執筆者情報
中村亜綺

中村亜綺
フリーキャリアコンサルタント

商社の受付やパティシェ、DTPオペレーターなど、7職種13回の転職の後、独立。フリーランスのキャリアコンサルタントとして就職支援・採用支援・企業内人材育成・ワーママ支援など、様々な角度から「人が働く場」に関わる日々。愛してやまないものは、神社とジャズとお酒とムーミン。

上司へのストレスが限界ギリギリな人は、上司へ殺意すら湧いているかと思います。だからといって、嫌いな上司を理由に会社を辞めるのは難しいですよね。

ただ、このままこの上司の元で続けていくべきか迷っている人も多いのではないでしょうか?

この記事では、上司へのストレス限界な人ができることや、転職すべきか悩んだ時の判断基準、転職した場合に好感度を下げない「退職理由」を紹介します。

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上司へのストレス限界な人ができる3つのこと

上司へのストレスが爆破しそうな人はストレスが本当に限界を迎える前に、自分ができる3つのことをしてみましょう。

人事・管理部に上司への注意や部署異動をお願いする

ストレスとは「刺激」のことです。人は、外界受ける何らかの刺激によって緊張状態になります。そして「緊張」と「緩和」を繰り返しながら生きているわけですが、緊張状態が長く続くと、気分や身体を害するようになります。

ストレスには必ず「刺激」となる原因があります。ですから、その原因を取り除けばストレスから解放されるわけです。

あなたのストレスの原因が「」なら、その人に会わなければいいのですが、仕事のつながりとなるとそういうわけにもいきません。まして、それが後輩ではなく上司であれば、あなたから何かしらの指摘をするのも難しいでしょう

勇気をもって上司に進言しても、それがきっかけで関係かこじれたりすれば、さらにストレスが増えてしまいます。

しかし、会社は組織です。上司にも必ずその上がいますし、「」のことを専門に扱う部署もあります。まずは人事や管理部など組織上、上司に注意勧告できる部署に相談をし、解決を図りましょう。その際は以下のことに注意点してください。

  • 感情的にならない
  • 事実の話と推測の話を混在させない
  • 何に困っているのかをはっきりさせる

人間関係に苦労していると、相手に共感をして欲しくなるものですが、「私はかわいそうだ」という立場で話すと、一方的に上司を悪者にすることになります。

あなたが感情的になればなるほど「あなたがそういう態度だから、上司とうまくいかないのでは?」と、逆に諭されてしまうかもしれません。不満を吐き出したいだけだと思われないよう、職場の問題を解決するというスタンスで臨みましょう。

また解決の方法として、自身の部署異動ということも考えられます。ただし、部署を変わるということは、自分の業務内容が変わることになるかもしれませんので、それなりの覚悟が必要です。

嫌な上司から離れられるなら…」という思いに囚われすぎず、今まで積み上げてきた自身のキャリアを他部署でどう生かすのかをしっかり考えましょう。

こころや体を壊す前にカウンセリングを受ける

ストレスによる緊張状態が長く続くと、不眠や食欲不振など体調に異変が現れます

何もやる気がしない、急に泣きたくなる、いつも自分を責めてしまう(逆に周囲に対して攻撃的になる)など気持ちが不安定になり、限界になると朝も起き上がれなくなり、そのまま退職につながることもあります。

そうなる前に、悩みは一人で抱え込まず、こまめに解消していきましょう。

社内の人事や管理部門には、なんとなく話しづらいという場合もあるかもしれません。そんな時は、カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか

カウンセラーは、あなたのことも あなたの職場のことも知らない人なので、一から事情を説明する大変さはありますが、逆にいうと先入観のない状態であなたの話を聞いてくれる存在です

悩みの渦中にいると、自分の状態を客観的に見ることは難しいものですが、カウンセラーは あなたの気持ちを受け止めながら、あなたと周囲の関係性を整理してフィードバックしてくれます。

自分では見つけられなかった解決の糸口を発見するきっかけになる可能性があります。

また、カウンセラーに話しているうちに、自分の中で整理がついてくることも、実はよくあることです。社内の人に話す時には「こんなこと言ったら相手はどう思うだろう」「こんな話をしたら仕事がしづらくなるかもしれない」などと考えてしまいがちです。

ですので、仕事が絡まないカウンセラーだからこその「何でも話せる」というメリットを活用してみてはいかがでしょうか。

転職して嫌いな上司から解放される

上司との関係性を機に転職を考えることもあるでしょう。会社が違えば顔を合わせることも無くなりますから、解決方法としてはありでしょう。

とはいえ、次の職場を探すにあたって、転職理由が「上司と合わなかったから」では、受け入れてくれる職場はありません。転職先で何をしたいのか、何ができるのかを伝えられるよう、転職に向けてするべき準備をしましょう。

ところで、あなたが人間関係で転職を考えたのは、今回が初めてでしょうか?

以前私が転職相談を担当した方に、「私はどの職場に行っても上司に恵まれない」と言って、3度目の転職をしようとしていた方がいらっしゃいました。

こういう場合、上司とうまくいかなくなる要因は、残念ながら本人にあるのかもしれません。上司とトラブルになるのが初めてではない人は、どんな時に上司とうまく行かなくなるのかを振り返ってみてください。

何か決まったパターンのようなものがないでしょうか

どこに行っても、他者と関わりを持たずに生きていくことは出来ません。そして、転職先にどんな人がいるのかは、転職してみないと分かりません。

あなた自身に、「人間関係に対するしなやかさ」がある程度備わっていないと、何度も転職を繰り返すことになりかねませんので、注意しましょう。

上司へのストレスが限界で転職するか迷っている人の判断基準

嫌いな上司の元でこのまま働き続けるか、転職するかで迷っている人は多いと思います。ただ、「他の会社に転職しても今より良くなる保証はない」「今の生活を手放すのは正解なのか…」と不安が先立っているのではないでしょうか。

そのような人は、4つの判断基準を元に「YES」「NO」の二択で考えてみてください。

1:上司か自分が異動できる可能性はあるのか

転職は、仕事だけでなくあなた自身の生活環境の大きな変化を伴います。家庭のある方なら、自分だけの問題で済まない部分も多々あるでしょう。

まずは社内の異動の可能性を探ってみてください。これは人事権のある人にしか判断できないことですので、あなたの所属部署で人事権を持っている人、または会社の人事部門に相談してみましょう。

2:周囲に味方や信頼できる人はいるか

あなたが辛い時、あなたを評価も否定もせず、親身になってあなたの話を聞いてくれる存在はいるでしょうか。

たとえ上司との問題が解決しなくても、辛い時にあなたに寄り添ってくれる人がいれば、気持ちをリセットして頑張れる可能性は高いです。

しかし、一見良い人に見えて、大事な話を噂話として面白おかしく広めてしまう人もいます。本当に心から信頼できる人かどうかの見極めが肝心です。

3:健康で仕事を続けられそうか

一度体調を崩してしまうと、健康を取り戻すには思ったより時間がかかります。私自身も20代の時に酷いうつ病を経験していますが、完全に回復したと実感できるまでに15年ぐらいかかっています。

・夜中に目が覚めて眠れなくなる

・午前中はほとんど仕事が手につかない

・以前より笑うことが少なくなった

・食欲がない(逆に過食が止まらない)

などは、こころの限界が近いサインです。重症化する前に対処しましょう。

4:会社や担当業務に自分が無理して残る価値を感じているか

人間関係に悩む人は、真面目で責任感が強い人が多いです。そのため「辞めたい」という気持ちと「辞めたら周囲に迷惑をかける」という気持ちの間で板挟みになりがちです。

しかし、あなたは周囲にとって「いい人」でいるために仕事をしているのではありません

あなたが自身の強みや得意を生かしてイキイキと働くことが、結果として会社や顧客の利益につながっていく、Win=Winの関係でなければ仕事は続きません。その可能性が今の職場にあるかどうか、一度冷静にチェックしてみましょう。

上司へのストレスが限界でもやってはいけないこと

上司へのストレスが限界であっても、法律がある世界で生きている以上してはいけない行為があります。一時の感情で以下のような行動にでてしまうと、逆に訴えられたり、今後の社会生活で大きな支障がでたりする可能性もありますので、ご注意ください。

ネット上へ個人が特定できる情報を出して晒す行為

匿名投稿によるネット上での「晒し」は、誰でも簡単にできる上に、拡散されれば嫌いな相手に大きなダメージを与えることが出来るため、安易にやりがちです。

しかし、晒された相手が警察や弁護士に相談すれば、刑事告訴されたり損害賠償請求される可能性が高いでしょう。

ネット上の晒し行為は実名でなければ大丈夫というわけではありません。例えば、○○社の部長など投稿内容の中に個人を特定できるような要素があれば、実名出し同様の罪に問われることがあります。

また、投稿内容が事実であれ嘘であれ不法行為(他社の権利や利益を不当に侵害する行為)に該当する可能性があります。

上司への過激な仕返し

社内や取引先に中傷する内容のビラを送りつける、上司の所有物を損壊するなどの仕返しも犯罪に該当する可能性があります。

わざと報連相をしない、仕事の期日を落とすなどの嫌がらせで、上司を困らり責任問題を起こしたりするケースもあるようですが、これは上司だけでなく他の人にも迷惑をかけますし、会社の信用問題にもつながります。

ネットの晒し同様、絶対にやめてください

再就職時に使える!嘘なしで好感度の高い「前職を辞めた理由」

上司からのいじめに遭って仕事を辞めた元販売職の女性が、次の仕事を探すのに「いじめられたから」以外の転職理由が見つからないということで、私のところに相談にいらっしゃいました。

色々お話を聞くうち、彼女の勤める会社では「出来るだけ高価な商品を売る」という裏ルールがあり、彼女はそれが出来ずに「お客様に一番似合うもの」をおすすめしていたことを上司に指摘され、社の方針に従っていないことを理由に様々な嫌がらせを受けるようになったことがわかりました。

ここで注目すべきは、「いじめられるようになった」という結果ではなく、「お客様との向き合い方のスタンスが違っていた」という点です。

そして、彼女は「売上最優先ではなく、本当にお客様に喜んでいただける販売がしたい」という理由で、次の転職先を決めることができました。

上司とのトラブルがきっかけで転職をする場合、どうしても関係性が悪くなってからのことに意識が行きがちですが、それ以外のところに何らかの理由がある可能性は高いです。細かいことも漏らさず、しっかり振り返ってみてください。

まとめ

生きている限り、人間関係のストレスは必ずついて回ります。そして、どちらが正しいかに関係なく、相手は変わらないのが普通です。

しかし、あなた自身が行動することで状況は変わっていきます。あなたらしく働くために、まず一歩踏み出してみましょう。

emist編集部

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