• 更新日:
  • 公開日:2020.01.17

長年の先延ばし癖は改善できる? 克服する4つのアイディア

執筆者情報
小松亜矢子

小松亜矢子
元看護士ライター

病院・クリニックなどで勤務したのちに独立。医療福祉系のメディア・雑誌を中心にライティングを行う一方で、地域の中で看護を行うコミュニティナースとしても活動している。適応障害・うつ病で転職を繰り返した経験あり。対人関係・コミュニケーションはあまり得意ではないものの、努力にて克服中。

勉強や課題、家事など、面倒でついつい先延ばしにしてしまった経験はありませんか?締め切りまで時間があると、つい先延ばしにしてしまって後で余裕がなくなってしまった…という経験をしたことがある人は少なくないのではないかと思います。

 

休日に片付けや資格取得の勉強をしようとしていたのに、いざ当日になると「次の休日でいいかな」と先延ばしにしたことが、私自身も何度もありました。

 

やらなければならないとわかっているのに、どうしてつい先延ばしにしてしまうのでしょうか。先延ばし癖をやめるためには、どうしたらいいのでしょうか。そのくせを克服するための具体的な方法をご紹介します。

 

先延ばし癖がある人に多い特徴

物事をついつい先延ばしにしがちな人には、多くみられる特徴がいくつかあります。どんな人が先延ばし癖を持っているのか、ご説明していきましょう。

 

他人に言われなくても先延ばししない方がいいことは理解している

先延ばし癖がある人の多くは、自分が先延ばしばかりしていること、本当はそうしないほうがいいことはわかっています。早めに取り組めば時間に余裕が持てるし、あとで焦らずにすみます。それはわかっているにも関わらず、つい何事も先延ばしにしてしまい、後悔することが多いのです。

 

そのような人たちは、わかっていても先延ばしにする癖を直すことができなくて、困っています。先延ばしにしてはいけない理由を説明してもらうよりも、どうしたらやめられるのか、先延ばしにしないですぐに取り組むことができるのか、その方法を知りたいと思っている人がほとんどなのではないでしょうか。

 

一旦集中し始めるとその後は長く集中できる

先延ばし癖がある人は、何をやるのにも時間がかかるというわけではありません。一旦取り組み始めて集中すると、その後は長く作業を続けられるという人も多いです。作業そのものには時間がかからず、短時間で済ませられる人も少なくありません。

 

ただ、取り組み始めるまでに何度も先延ばしにしてしまって時間がかかるので、トータルで見ると時間が多く必要になるのです。早く始めれば良いことはわかっているものの、つい先延ばしにしてしまって後で大変な思いをしている…という人も意外と多いのかもしれません。

 

スケジュールや時間の管理が苦手

スケジュール管理や時間管理が苦手なのも、先延ばし癖がある人に多い特徴です。そうした管理がきちんとできていないからこそ、「今やらなくてもまだ大丈夫だろう」と思ってしまい、何事も先延ばしにしてしまいがちなのです。締め切りはなんとなく把握しているものの、それまでにどのくらいの時間が取れるかは把握していない、という人も多いでしょう。

 

管理が不十分だと、どのくらい時間に余裕があるのか、他に何ができるのかなど、自分でもやるべきことを正確に把握できなくなります。その結果、予定を入れすぎて時間がなくなってしまい、期限ギリギリになって焦って仕上げるということも珍しくないのではないでしょうか。

 

心の底に「どうにかなる」と不思議な自信がある

先延ばし癖がある人は、「今やらなくてもなんとかなるから大丈夫」という自信をなぜかもっている人が多いです。後でやってもどうにかなるだろう、間に合うだろうという思いがあるからこそ、つい先延ばしにしてしまいます。

 

それでなんとか間に合っているなら良いのですが、甘く考えすぎて、間に合わずに失敗した経験がある人もいるかと思います。失敗したら改善しようとする人もいるかもしれませんが、中にはそれでもつい先延ばし癖がやめられない人もいます。失敗した経験よりも、うまくいった経験の方が印象に残っているのかもしれません。

 

他のことにすぐに気を取られてしまう

何かをやろうとしても、別のことにすぐ気を取られてやめてしまうのも、先延ばし癖がある人に多い特徴です。つい横に置いてあったスマホを見てしまったり、散らかった部分が気になって片付けを始めてしまったり…その結果、やろうとしていたことがまったく進まなかった、という経験がある人も多いのではないでしょうか。

 

どのようにして気が散る原因になるものを遠ざけるか、気が取られないように工夫をするかを考えなくてはいけません。

 

先延ばし癖を克服する4つの習慣

先延ばし癖を克服するためには、先延ばしにしにくくなるような習慣を身につけることが有効です。具体的にどのような習慣を身につけたら良いのか、4つの方法をご紹介していきましょう。

 

習慣1:とにかく3分手を動かしてみる

先延ばし癖のある人は、やり始めれば集中できる人が多いです。なので、まずはとにかく3分手を動かしてみるようにすると、案外うまくいくことがあります。

 

タイマーをかけたり、3〜5分程度の短めの曲をかけたりしてから、作業に取りかかってみるのも良いでしょう。始めてみれば、集中してそのまま続けられるということもあるかもしれません。

 

習慣2:一目で状況がわかる進捗表を作成する

仕事や勉強など、あまり気が乗らないものは進捗表を作って取り組むのがおすすめです。グラフやシールなどを活用して、どのくらい進んだかが一目でわかるようにしておくと、モチベーションのアップにつながります。

 

視覚的に進んでいることがわかれば、今日も先延ばしにしないで少しは進めよう、という気持ちになります。その気持ちを保てるように工夫することが、先延ばし癖を克服するためには大切です。

 

習慣3:先延ばしできないことだけ毎日見られるようにメモを貼っておく

仕事でもプライベートでも、やらなければならないことはたくさんあるかと思います。その中でも、どうしても締め切りなどを延ばせないもの、期日を変更できないものなど、先延ばしにできないことだけをピックアップして、メモに書いて貼っておくと良いでしょう。

 

先延ばし癖のある人は、気が散りやすい人が多いです。すべてのタスクを書いて貼っていると、何かをするときに別のタスクが気になってしまい、先にやるべきことが進まなくなってしまいます。

 

メモにして貼ったものだけでも、最低限取り組むという習慣を身につけるようにしましょう。

 

習慣4:自分のスイッチを押すためのBGMを作る

先延ばし癖がある人は、なんとなくやる気がしないから、集中できないからといってやらずにいることが多いです。ですので、この曲がかかったらモチベーションが上がる、あるいはやる気がなくてもやらなくては、という気にさせるようなBGMがあると便利です。

 

最初は習慣がつきにくいかもしれませんが、仕事中に聞く音や音楽をかけるようにしたり、締め切りを知らせるための音を決めてBGMにしたりすると、不思議とだんだん「やらなくては」という意識になります。

 

自分の気持ちを切り替えるスイッチを、意識的に作ってみてはいかがでしょうか。

 

習慣5:周りを巻き込んでチームで取り組んだり管理してもらったりする

1人で取り組んでいると、ついつい先延ばしにしてしまいがちな人も、チームで取り組むと前倒しでこなしていけるようになることがあります。まわりの人に迷惑をかけられない、遅れていると思われたくないなどの考えが働き、先延ばしせずに進めていけるのです。

 

仕事だけではなく、プライベートでもチームを作って取り組むのがおすすめです。「勉強のためのグループ」や「運動習慣のためのグループ」などを作って、互いに進捗報告をしたり声かけをしたりすると、先延ばしにしにくくなります。できたときにはみんなで褒めるようにすれば、よりモチベーションのアップにもつながります。

 

どうしてもやる気が出ない・先延ばししてしまう人へ

これまで先延ばし癖がある人の特徴や、克服するための習慣をご紹介してきました。しかし、なかにはどんな工夫をしても、どうしてもやる気が出ずに先延ばしにしてしまう人がいます。この場合、何が原因で先延ばしをやめられないのでしょうか。

 

どうしてもやる気が出ないのは心身ともに疲れている可能性がある

やりたいこと、やらなくてはならないことがたくさんあるのに、どうしてもやる気が出ないという場合は、心身の疲労がたまっている可能性があります。そうした方には、これまでご紹介した方法ではうまくいきません。無理にやるべきことに取り組もうとするのではなく、まずはその疲労を癒してあげることが先決です。

 

疲れていたり、体調がいまいちだったりするときに、何かを進めることは難しいです。取り組めたとしても、集中力を欠いたり、効率が悪くなったりしてしまいます。できていないことは気になるかもしれませんが、しっかりと休養をとって心身を休めるようにしましょう。

 

深刻な先延ばし癖は精神科・心療内科もしくはカウンセリングで相談しよう

先延ばし癖がある人の中には、絶対にやるべきことすら終わらせることができなかったり、毎回締め切りが守れなかったりと、状況が深刻な人もいます。自分自身が困るだけでなく、まわりの人にも迷惑をかけてしまっているかもしれません。

 

先延ばし癖があまりに深刻で困っている場合は、精神科や心療内科を受診したり、カウンセリングを受けたりするのもひとつの方法です。何かの病気のせいで集中力を欠いていたり、何か心理的な負担があって物事に取り組めなかったりしている可能性もあります。

 

自分の努力だけでどうにもならない、困る場面が多いのであれば、早めに専門家に相談してみてもいいかもしれません。

まとめ

やらなくてはいけないのに、「まあいいか」とついつい先延ばしにしてしまう癖。影響を受けるのが自分だけならまだいいのですが、ときにはまわりにも良くない影響を与えてしまうことがあります。

 

あまり先延ばしにし過ぎると、あとで急いで取り組まなくてはならなくなり、結果的に負担が増してしまいます。先延ばし癖があるという自覚を持っている人は、早めに状況を改善できるよう、今回ご紹介したことを参考にしながら習慣づくりをしてみてはいかがでしょうか。

emist編集部

本記事はemist(エミスト)を運営する株式会社アシロの編集部が企画を行っております。
emistの運営ポリシーや執筆及び監修体制につきましてはこちらをご確認ください。

あなたにおすすめの記事