• 更新日:
  • 公開日:2020.01.17

大事な友達に嫉妬してしまう…原因は何?どう対処したらいいの?

執筆者情報
小松亜矢子

小松亜矢子
元看護士ライター

病院・クリニックなどで勤務したのちに独立。医療福祉系のメディア・雑誌を中心にライティングを行う一方で、地域の中で看護を行うコミュニティナースとしても活動している。適応障害・うつ病で転職を繰り返した経験あり。対人関係・コミュニケーションはあまり得意ではないものの、努力にて克服中。

仲の良い友達、大事な友達に嫉妬してしまったことはありませんか?友達に彼氏ができた、就職が決まった、楽しそうに旅行をしていた…どれも一緒に喜んだり祝ったりできるはずなのに、なぜか素直にそうすることができない…という苦しい思いをした方も少なくないかもしれません。

 

私も同学年の友達が仕事で成功していたり、幸せそうな家族写真をSNSにあげていたりするのを見て、「どうして彼女ばかり…」と嫉妬してしまったことがありました。

 

どうして大切な友達なのに、嫉妬してしまうのでしょうか?嫉妬してしまう自分はダメな人なのでしょうか。今回は友達に対する嫉妬について、原因や対処法を考えていきましょう。

 

友達に嫉妬してしまう根本的な原因

大事な友達なのに嫉妬してしまうのは、どうしてなのでしょうか。友達に嫉妬心を抱いてしまう原因には、大きく分けて2つあります。それぞれひとつずつ説明していきましょう。

 

友達に独占欲を持っていて誰にもとられたくないから

彼氏ができて一緒にいる時間が少なくなってしまったり、他の友達と楽しそうに過ごしていたりするのを見て、嫉妬してしまう場合があります。これは、大切な友達だからこそ相手にとっても自分が1番であってほしいと、独占欲を持っていることが原因です。

 

友達が自分以外の誰かと仲が良さそうにしていたり、自分よりも多くの時間を過ごしたりする人が他にいると、独占欲から嫉妬心が生まれてしまいます。もしかしたら、自分にとっては1番大事な友達なのに、友達にとってはそうではないのかと思って、傷ついてしまう部分もあるかもしれません。

 

しかし、友達にとっては、いくらあなたが大切な友達だといっても、友達付き合いをするのはたった1人だけ、というわけにはいかないのが実際のところです。彼氏や友達を含め、色々な人との付き合いがあるでしょう。それをわかっていたとしても、友達の存在ばかりを気にしてしまうと、嫉妬心がどんどん大きくなっていってしまいます。

 

友達と比較して自分の劣等感が刺激されてしまうから

仕事ができる、スタイルがいい、たくさんの人に囲まれている…そんな自慢の友達だけれど、隣にいる自分と比較して、劣等感を抱いてしまってつらくなる、という方もいるかもしれません。

 

仲が良い人とそばにいると、相手の優れているところにはすぐ気がつけるのではないでしょうか。しかしその一方で、そばにいる友達の優れた長所に気づけば気づくほど、「自分はここまでできていない」と自分がダメな人間のように感じてしまいます。

 

友達を尊敬しているのに、そう思うほどに自分のダメなところばかりが目についてその一方で嫉妬心が芽生えてしまうという悪循環。自分のことが一層嫌になってしまうということもあるかもしれません。

 

友達どうし対等な関係のはずなのに、相手ばかりが恵まれている、自分ばかりできていないところが目立っている…そんなふうに感じてしまうと、どんどん劣等感が増して、嫉妬心も大きくなっていきます。

 

友達への嫉妬をやめる方法

さみしくて嫉妬している場合は気持ちを直接伝える

彼氏や他の友達と一緒にいる時間が長いことに嫉妬してしまうのなら、素直に「さみしい」と友達に伝えてみましょう。「一緒にいてくれないからさみしいの…!」と切実に訴えるよりも、「最近一緒に遊べなくてさみしいんだよね」と、あまり重たくなりすぎないように伝えた方が良いかもしれません。

 

あなたがさみしく感じていることがわかれば、「そうだったの、じゃあ今度遊びに行こうよ!」なんて話の流れになるかもしれません。会う時間が大幅に増えなかったとしても、友達が自分のことを気にかけてくれていることがわかれば、嫉妬心も少し落ち着いてくるでしょう。

 

自分の交友関係を広げ他の人にも目を向ける

友達の動向ばかりを気にしていると、嫉妬心がどんどん大きくなっていってしまいます。友達のこと以外にも気が向くように、自分自身の交友関係を広げていく努力も大切です。1人だけに依存することなく、複数の人と良い関係を築けるように行動を起こしていきましょう。

 

交友関係が広がったからといって、友達が大切な存在であることに変わりはありません。しかし、他の人とも楽しく過ごせる時間を持てるようになると、友達のことが気になることが少なくなって、嫉妬心も徐々に小さくなっていきます。

 

また、交友関係を広げてさまざまな人と交流を深めることは、自分の人間力を高めていくことにもつながります。自分自身の人生がより充実するきっかけにもなりますので、ぜひいろいろな場で出会いを見つけて、交流を深めてみてはいかがでしょうか。

 

自分だけの趣味や自信を持つ

交友関係を広げていくだけでなく、1人でも楽しく過ごせるような趣味を持ったり、劣等感を持たなくても良いように、自信を持てるような努力をしたりすることも必要です。

 

友達と会えないときに何も楽しめることがないと、友達の動向ばかりが気になって、嫉妬しやすくなってしまいます。スポーツや映画鑑賞などなんでも良いので、いくつか自分の時間を過ごすための趣味が持てると良いでしょう。何かに没頭できる時間は、ストレスの解消にもつながりますので、嫉妬心を抱えていることによる心の負担も少し軽くなるでしょう。

 

また、友達に対して劣等感を持ってしまう背景には、自分自身への自信のなさが隠れていることがあります。他人と比べなくても、誰しも良いところはあります。その点を忘れずに、自分に自信を持つようにしましょう。

 

それでも自分に自信が持てないというのなら、美容やダイエットなど前向きに自分を磨く努力をしてみたり、仕事でうまくいくように資格取得を目指してみたりしてみても良いかもしれません。小さなことでも何かの成功を積み重ねていくと、自信を持つことにつながります。

 

嫉妬心が消えるまで友達から少し距離をとる

どうしても友達に嫉妬してしまうのなら、あえてその友達から距離を置いてみることも選択肢のひとつです。あからさまに離れるようなことはしなくても良いので、自分から食事や遊びに誘わないようにしてみたり、誘いがあってもしばらくの間は仕事などを理由に断ってみたりと、自然な形で相手を傷つけないようにすると良いでしょう。

 

しばらく友達の姿を見たり話をしたりするのをやめると、嫉妬心を持つ機会が少なくなるので、気持ちもだんだんと落ち着いてきます。友達のことを考える時間が少なくなることで、「どうしてこんな些細なことで嫉妬していたんだろう?」と思うようになるかもしれません。

 

もし可能であれば気持ちが落ち着いたときに、なぜ嫉妬心を持ってしまったのかを振り返ってみてもいいかもしれません。自分の視野が狭かったこと、友達との関係にこだわりすぎていたことなど、何か原因に気づくことがあります。その原因に気づいて対処できたら、また友達と頻繁に会うようになったとしても、嫉妬しにくくなるでしょう。

 

友達に嫉妬してしまう自分を責めるのはやめよう

友達は悪くないのに嫉妬してしまうことで、自分がとても嫌な人間に感じることもあるかもしれません。だからと言って、自分が悪いと責めることはする必要はありません。

 

自分を責める代わりに、自分の考えや思い、価値観などを振り返ってみましょう。なぜ友達に嫉妬してしまうのか、その原因に気づくことができれば、友達との関係もより良くなるでしょう。

 

嫉妬という感情は、誰でも持って当たり前の感情です。それを悪いものとするのではなく、自分自身と向き合うきっかけにすることで、人間としての成長にもつながります。

 

友達から嫉妬されてめんどうくさい場合の対処法

自分が友達に嫉妬するのではなく、友達から嫉妬されていてめんどうくさいと感じている人もいるかもしれません。そのような場合の対処方法について考えてみましょう。

 

嫉妬しないでほしいことを伝える

相手はもしかしたら、嫉妬していることに気づいてないかもしれませんし、その感情でこちらが嫌な思いをしているということに気が回っていないかもしれません。まずは、自分へ嫉妬しないでほしいということをきちんと伝えてみましょう。

 

伝えるときは、相手を頭ごなしに否定するような言葉や、「あなた私に嫉妬してるんでしょう?」といったマウントを取られていると勘違いされるような態度は避けたほうが無難です。

「誘ってもらって嬉しいけど、ずっと一緒にいてって言われるのはつらい」

「一緒に喜んでほしいのに、そんなこと言われると悲しい」

 

などと、クッションを置いてから伝えるようにすると、少しマイルドな印象になります。

 

嫉妬する友達から徐々に距離をとる

嫉妬しないでほしいという気持ちを伝えても、なお嫉妬されて大変なのであれば、その友達から距離をとることも時には必要です。

 

相手からの誘いを断ってみたり、連絡を頻繁に取らないようにしてみたりと、徐々に離れるようにしてみましょう。それでもし嫉妬が和らぐのであれば、その距離を維持しても良いかもしれません。

 

しかし、それでもまだ嫉妬がひどいのであれば、距離を徐々に広げていきましょう。最終的には付き合いを薄くする、あるいはなくすというのも、場合によってはあっても良い選択肢です。

 

他の友達や専門家に相談する

嫉妬されてもやもやしている、自分だけでは対処しきれないという場合には、他の友達へ思い切って相談してみましょう。客観的にその友達との関係がどのように見えるのか、他の友達はどのように感じているのかなど、第三者の意見を聞くことで冷静になれることもあります。

 

他の友達に話しにくいということであれば、心理カウンセラーなど専門家に相談するのも有効な方法です。嫉妬されているのは自分なのになぜ、と思うかもしれませんが、人が嫉妬心を抱くときの心理を聞いたり、自分に起こっている感情を整理したりすることで、うまく問題が整理されていくことがあります。

 

つらいと感じていることは、1人で抱えていると余計につらく感じてしまいます。他の人に話すことで、心の負担を軽くしていきましょう。

emist編集部

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