• 更新日:
  • 公開日:2020.01.17

人付き合いが上手くできない…。苦手な会話を楽しむコツ

あなたは、苦手意識を持たずに他人との会話を楽しめていますか?

緊張してどもってしまったり、何を話していいかわからず間がもたなかったり…

そんな経験をした方も、少なくないのではないでしょうか。

 

私も、抑うつ状態に陥っていた時は何もかも――他人との会話すら面倒になってしまっていたこともあります。

 

「苦手な会話で心を消耗するくらいなら、一人でいたほうが楽だ。」

そんな風に塞ぎこんでしまい、誰とも話さない隔意のある日々を過ごしていたのです。

 

しかし、そんな孤独感は自らの心身を容赦なく蝕んできます。

身も心もボロボロになってはじめて、不安定な私を今まで支えてきてくれた多くの人がいたこと、そして何より、人との繋がりは心に潤いと活力を与えてくれる大切なものなのだと気づいたのです。

その後は、苦手だった会話でのコミュニケーションが少しずつできるようになりました。

 

しかし、会話を克服するにはその苦手意識から変えていかないと、ただただトラウマが増えるだけですよね。

 

そこで、今回は少しでも気楽に会話に臨めるようになるための心構えや、そのコツをご紹介したいと思います。

 

会話が苦手な人の特徴

会話が苦手な理由を紐解いていくと、そこには人によって様々な特性があることがわかります。

 

まずは、ご自身の会話に対する苦手意識の特徴を、客観的に観察していきましょう。

 

会話中に相手の表情や目を気にしすぎてしまう

苦手な会話中には、他人の視線に余計に過敏になってしまうことも多々ありますよね。

特に、相手の表情を読むのが得意な方ほどこの傾向が強いのではないでしょうか。

 

実は、会話中に相手の立場に立って考えられることは、とっても素晴らしい才能なのです。

かくいう私も、幼少期は義父の顔色を伺って機嫌をとることに必死の毎日でした。

今でもその感覚は残っていて、他人の表情を読み取ることには長けていると思います。

 

しかし、そんな肩の力が抜けていない状態だと余裕もなくなってしまいますし、会話によるコミュニケーションもままなりませんよね。

たまには相手本位ではなく、「いかに自分が楽しめるか」にフォーカスして会話に臨んでみるのも、苦手意識を克服する1つのポイントではないでしょうか。

 

他人との沈黙に苦痛を感じてしまう

会話の合間の沈黙は、とりわけ苦手に感じてしまいませんか?

 

しかしながら、沈黙が絶対にいけないものだとは限りません。

相手も会話中に考えながら話していますし、とめどなく話し続けられる人はなかなかいませんよね。

 

さらに、沈黙の「間」があることで相手の話を理解しやすくなるといったメリットもあります。

このように、会話をスムーズに進めるためにも沈黙は必要なものなのです。

 

特に、会話に対する苦手意識が生じやすい沈黙の「間」。

その沈黙が大切な場面は多々ありますし、「間」を受け入れることを意識してみるとよいですよ。

 

自分の話はつまらないと思い込んでいる

人付き合いが苦手で自分に自信がない、という方もいらっしゃるでしょう。

特に、完璧主義な方はこの傾向が強いのではないでしょうか。

 

しかしながら、人によって「おもしろい」の感性は違いますし、どうしたって他人の本当の気持ちはわからないものです。

それに、おもしろい話ばかりできる器用な人はなかなかいませんよね。

 

自主的な発言に苦手意識のある方は、会話の主導権を相手にゆだねてみたり、質問ベースで会話を発展させていったりするのもおすすめです。

 

「上手に会話する」ことに力が入りすぎている

自分の中での会話に対するハードルが高いことで、より苦手に感じてしまうこともあるでしょう。

会話の際にどうしでも力んで空回りしてしまい、帰宅してから一人落ち込む…といった経験はありませんか?

人と関わる時に会話が上手くできないと「もうだめだ…」なんて思ってしまいますよね。

 

人間関係に怯えていた私も、人と会話するときは少しでも自分を良く見せるために必死に取り繕っていましたが、そんな想いはすぐに空回り…いつも失敗に終わってしまいます。

 

しかし、笑顔と気持ちがあれば、その想いと積極性は相手にも伝わっているものです。

上手に言葉には出せなくても大丈夫ですから、決して不安に思う必要はありませんよ。

 

「嫌がられやすい会話」とは

さて、ここまでは会話に対する苦手意識を深堀りしてきましたが、次のポイントは「相手」です。

もちろん、相手がいないと会話は成り立ちませんよね。

 

ここでは、自分や相手にとっても居心地の良い会話にできるように意識したいポイントを見ていきます。

 

早口で相手に見合わない専門用語や難しい言葉が多い

早口や相手の苦手な専門用語を多用した会話などは、一方的な印象を与えてしまいますよね。

聞く人にとっては、置いてけぼりにされるような会話は苦手に感じるのではないでしょうか。

 

会話中の緊張から、つい自分のペースになってしまうのは仕方のないことです。

そんな時は、一度脳内にブレーキをかけて相手の置かれている状況を理解してあげることも大切です。

 

相手のペースを意識してあげるだけでも、スムーズなやりとりで会話が広げられるようになりますよ。

 

いつも自分の自慢だったり自虐的だったりする

私もそうなのですが、苦手な会話で自分の心を守ることに躍起になっていませんか?

その結果、予防線を張りめぐらせてしまい、つい自虐ネタに走ってしまうこともあります。

 

また、いつでも自分が優位に立ちたい一心で、マウンティングや自慢的な話が多い方も周囲にいませんでしょうか?

会話の相手がこんな風な人だと、疲れてしまいますよね。

 

自分が楽しむ心ももちろん大事ですが、相手のペースを重んじなければ人は離れていってしまうものです。

自分の話ばかりではなく、相手のことも考えて会話を広げていくことが人付き合いでも大切なポイントではないでしょうか。

 

表情や声のトーンが変わらない

「表情や明るい声色を表現するのが苦手で、いつも会話が弾まない…」

特に、自己表現が苦手で極度の人見知りだったり、環境に馴染みにくかったりする方は、こんな風に悩んでしまうことはありませんか?

 

無表情や、全体的に抑揚のないトーンの会話は、相手に硬い印象を与えてしまいがちです。

 

会話がうまくいかなくても笑顔があるだけで十分なケースは多々あります。

 

私は極度の人見知りでしたが、これまでずっと接客業をしてきました。

というのも、会話での表情づくりや大げさなリアクションなどは、私の唯一の得意分野だったのです。

本当に、ただそれだけのスキルで様々な局面を切り抜いてきたといっても過言ではないほどでした。

ニコニコと愛想よく頷いているだけで、その場に上手く溶け込める場面も多々あります。

 

表情づくりやリアクションが苦手な方は、親しみやすい笑顔で簡単な相槌をうつ練習をしてみるのもよいですね。

 

上手に会話を続けるための4つのポイント

さて、ご自身の会話に対する苦手意識の傾向は掴めてきましたでしょうか。

 

他人との会話において大切なのは、雰囲気づくりです。

いかに相手が話しやすい状況を作れるかで、会話の難易度はグッと下がります。

 

そこで、会話を楽しめる雰囲気づくりの具体的なポイントをおさえてみましょう。

 

 1:会話の際は声を少し高くしてゆっくり話す

コミュニケーションが苦手な人が会話を楽しむためには

・声のトーン

・話すスピード

の2点を意識してみるとよいでしょう。

 

まず、高いトーンの声は明るくて柔らかい印象を与えますし、会話している相手にとっても聞きやすくなります。

いつもと違う自分になりきるくらいのつもりで練習してみると、ちょうどよいと思いますよ。

 

また、ゆっくりと話すことで、お互いの緊張感も緩和させられます。

ゆったりとしたペースの会話になれば、返答に困り言葉が詰まってしまっても違和感を感じにくくなりますよ。

 

ただし、話が長かったり、相手に発言させないようなペースだったりすると、相手だけでなく自身も疲れる会話になってしまいます。

だらだらと話してしまわないように、話すことがまとまってから発言するのもおすすめです。

 

2:会話が続かず沈黙しても怖がらない

前述のように、会話における沈黙は苦手意識のでやすいポイントでした。

ずっと話し続けられる方もまれにいますが、ある種の特異的な才能ではないでしょうか…。

 

どうしても沈黙が耐えきれなくなった時は、恐れずにその時感じたことをぽつりと口に出すだけでもよいと思います。

 

例えば、「お腹減りましたね」「明日も雨で大変ですね…」など、他愛もない会話で十分です。

その一言から共通の話題が見つかったり、相手との距離が縮まったりすることも少なくありません。

 

この沈黙の破り方は、相手に対しての積極性を見せながら、会話の広げ方をゆだねられるのでとてもおすすめです。

会話中に沈黙が続いて困ったときには、ぜひ思い切って一歩踏み出してみてくださいね。

 

3:相手の立場になって会話広げる

苦手な会話を気楽にこなしていくには、力みすぎずに相手のペースに合わせていくのがポイントです。

 

自分が相手の状況に置かれた場合、どのような相槌や返答が欲しいかを考えながら展開していくとスムーズな会話になります。

 

例えば、ご自身が「先週遊園地に行ってきたんだ」と言った場合、相手からもらった返答で嬉しいのは、どんなものでしょうか。

以下のA.Bの2択で考えてみましょう。

 

A「私もいったことあるよ!その時に○○に乗ったんだけど…」

B「へぇ~楽しかった?あそこの○○すごい迫力だよね~」

 

いかがでしょうか?

この2つの選択肢の内容にそこまで差異はないのですが、印象は大きく変わってきますよね。

Aは相手を無視した印象に感じられやすいですし、Bは相手に寄り添う気持ちも醸し出しつつ会話を広げられています。

 

このように、「自分が相手だったら…」といったベースで会話を築いていくのもおすすめの方法です。

 

4:自分に過度な「面白さ」を求めない

会話に対するハードルが高く、人付き合いが苦手な方は、

「おもしろい会話ができないとつまらない人間だと思われてしまうのではないか…」

といったように考えてしまうことはありませんか?

 

では一体、人というのは会話する相手に、常におもしろさを期待しているのでしょうか?

 

そんな完璧なおもしろ人間はなかなかいませんし、他愛無い会話でもじゅうぶんコミュニケーションだといえます。

 

過度な期待を持って自分自身で追いつめてしまうと、それだけで苦手な会話がよりナーバスなものになってしまいます。

会話を無事にやり過ごせたなら、それだけで100点満点をあげてくださいね。

 

複数人で会話するときのコツ

どのようなシーンにおいても、複数人での会話は苦手で気が引けてしまいます。

 

というのも、大勢での会話は返ってくる反応も多種多様ですし、人それぞれ感性や意見も違ってまとまりにくいものですよね。

そういった点から見ても、その場の全員に対応した会話を繰り広げるのは至難の業だと考えたほうが無難です。

 

そして、ほどんどの人は、あなたと同じように複数人での会話に高いハードルを感じていると思ってよいでしょう。

そこでポイントなのが、自ら会話の一言目を担うことです。

 

最初こそ気を遣ってしまいがちですが、会話に対する積極性を見せて自分のペースを築き上げることができれば、本来の自分を出しやすくなり、気楽に会話を繰り広げられるようになりますよ。

 

まとめ

会話というものは、自分だけで完結しないのでどうしても苦手に感じてしまいやすいですよね。

しかし、それを逆手にとって考えてみると、相手にとって話しやすい雰囲気を創り出せさえすれば、会話に対して気楽に臨めるのではないでしょうか。

 

人は誰でも、一人で生きていくのには限界があります。

そして、他人との会話は、人生を築いていくためにはもちろん、自分の居心地を少しでもよくするためにも必要不可欠な要素なのです。

 

そんな世を生き抜くのに避けては通れない会話ですが、少しでも楽しむことができればより豊かな人生にもつながるのではないでしょうか。

 

それに、案外、他人との関わりは悪いことばかりではありません。

そして何より大切な自分のために、少しだけ勇気を出してみてくださいね。応援しています!

emist編集部

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